2015年10月11日日曜日

歪みにかき回されよう KISS THE BURNER / GRID

歪み。
ディストーション。

と聴くと真っ先に思い浮かべる人物。



ジミ・ヘンドリックス



歪ませたサウンドを大音量で演奏するギタリストの先駆けです。
あまりに有名な人物なのであんまり説明する気無い。

↓とにかく聴けって。




ジミヘン以前、歪みはどのように使われていたのか?
歪み=ノイズであったので、それを使おうというのは
ノイズをそのまま音楽の一部とする
前衛音楽の世界くらいだったのではないかと思われます。

ピエール・シェフェールによる「ミュージック・コンクレート」
カールハインツ・シュトックハウゼンなどによる電子音楽の研究など。

↓そういうのがまとまったコンピ。
    バーナード・ハーマンの『地球の静止する日』のタイトル曲や、
  シュトックハウゼンの『少年の歌(Gesang Der Jünglinge』も収録されてます。
  現代音楽入門、電子音楽のルーツを辿るのに良いコンピだと思います。



そう考えるとディストーションのルーツはロックに限ったことではないのですねー。
ジャズでもフリージャズではノイジーな「フリーキー・トーン」も使われてますし。
(あの「キュイー!」みたいなサックスの悲鳴みたいなヤツね。)

↓「フリーキー・トーン」で思い出したミュージシャン。
  後期のジョン・コルトレーンにも影響を与えているフリージャズ名盤。



歪みの話で始まりましたが、
『迷われレコード』からのリリースCDの記事、第3弾。

KISS THE BURNER『GRID』



空を飛びながら疾走するアシッドサウンド!
歪みながらもキャッチーさも感じさせる①②、
ヘヴィなリフでゴリゴリ来る私のお気に入りのタイトル曲③など。
ノイジーなエレクトロニックサウンドが知覚の扉を開きます!

ノイズ、歪み、
現代では様々な使われ方をしてます。
歪みだけをキーワードにしても音楽をさかのぼることができるんですよ。
掘ればいろんなもんが出てきます。

キスバナさんのアルバムで「うわぁかっけぇ!」ってなったら、
「かっけぇ」と感じた何かを求めて掘り返してみたりするのをオススメします。
そうすれば自ずと自分の好みってのがわかってきますよ。



私はいまだによく分かってませんけど。
いろいろ聴いてるけど、自分の好みがよくわからん。

↓とにかくかっけぇから聴けって!

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